1: 伝説の田中c ★ 2022/05/18(水) 19:20:32.40 _USER9
現地時間5月14日(土)にウェンブリースタジアムで行われたイングランドのFA杯の決勝戦。チェルシーとリバプールが対戦した。イングランドサッカー協会の会長を務めるウィリアム王子もスタジアムを訪れ観戦した。

しかし試合前に事件が。国歌の斉唱時にリバプールのサポーターがウィリアム王子にブーイングを浴びせたのである。新聞「デイリーメール」によると野次は王子がフィールドに登場、選手たちと握手しているときから徐々に大きくなり国歌の間にピークに達した。

これに対して主に保守系の政治家たちから批判の声が。庶民院議長のリンジー・ホイルは「ブーイングしたファンを徹底的に非難する」「FA杯の決勝戦は国として団結する機会であるべき。よりによって今年、女王が即位70周年を迎える年にこんなことが起きるとは恐ろしい」とコメント。保守党の議員で元文化庁長官のカレン・ブラッドリーも「王子に対するブーイングはまったく容認できない。サッカー協会には必要なすべての措置をとり、責任者を追及するよう強く求めたい」と語っている。

気になるのはリバプールサポーターがブーイングに至った理由。地元のサッカー記者は同紙に「リバプールのサポーターは国歌にヤジを飛ばすことで有名。1980年代にサッチャー政権に対する反感が高まったときからだ」とコメント、保守党政権がリバプールの衰退に対して対策を講じなかったのが一因で過去にも似たような事件が起きていることを指摘する。反感を決定付けたのが1989年にヒルズボロスタジアムで起きた事故。FA杯の準決勝で立見席に収容人数を上回るサポーターが押し寄せたことから96人が死亡、700人を超える重軽傷者が出た。イギリスのスポーツ史上最悪の事故とされ「ヒルズボロの悲劇」と呼ばれている。事件後の政府の対応が不十分だったことも国歌に対するブーイングが起きる理由だと見られている。

BBCでかつてロイヤルレポーターだったマイケル・コールは「ブーイングは不名誉で嘆かわしいこと」とコメント。試合を放送する際、BBCの解説者がサポーターの態度に言及しなかった点も非難している。また「女王には敬意を払うべき。国会の開会式に出席できなかったが昨日のロイヤル・ウィンザー・ホース・ショーには姿を見せたことを世界中が祝福している。これは極めてひどいマナー」とも。

ちなみに試合はリバプールがPK戦を制して優勝。表彰式では王子が選手たちにメダルを授与したが、このとき野次は起きなかった。SNSではサッカーファンの間からもブーイングに対する批判の声が上がっている。サッカー協会がどのような措置をとるのか注目が集まっている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7ca75d04ea60515fb197ce95cab35afdb99b7538

引用元: ・【サッカー】ウィリアム王子、サッカーFA杯の決勝戦でブーイングを浴びる [伝説の田中c★]